かわいそうなネーミング

エゴノキといいます

今日の都筑区は朝からすっきりしない天気が続いてます。
今日は夕方〜夜から雨がふるとか。風もかなり強いですね。
気温は23.9度まで上がりました。
 
今年は“まさしく五月晴れ!”という晴天があまりないまま、
梅雨入りしてしまいそうですね。ここ数年、梅雨入りは年々早まり
しかも期間は長くなっているんですって。
あちゃー、いやな傾向ですねえ。梅雨入り前にもう少し晴天日がほしいです…。
 
さて、本日の一枚はウチの会社の前の緑道で見かけた「木」です。
白くて小さな花が枝にびっしり咲いていて、まさに鈴なり!
散ってしまった花びらで、根元の地面は白い絨毯のようになってました。
 
花の数がすごかったのと、花がかわいらしかったので思わず撮影しました。
何という木なのか調べてみたところ、この木の名前は「エゴノキ」というそうです。
かわいい花がたくさん咲くことから、シンボルツリーとして自宅の庭に
植える人も多いんですって。
 
しかし。
エゴの木…?
ヤなヤツっぽい名前ですね(笑)。
 
いえいえ、そのエゴではありません。(当たり前)
実はこの木には、実の皮に毒があるそうで“えぐい”という言葉から
エゴノキとなったそうです。えぐい→えぐぉい→えごい→えご!…ちょっと強引ですが。
 
エゴノキの実の毒はエゴサポニンというもので、魚を麻痺させる作用があり、
昔は木の実をすり潰して川に流し、麻痺した魚を捕る漁が行われていたとのことです。
(現在ではその漁は禁止されています)
 
人間が食べても死にはしないだろうとのことですが、キョーレツにえぐいらしいので
おもしろ半分で食べたりしない方がいいと思われます(ってそんな人はいないですよね)
ちなみに、この木の実を食べる鳥はちゃんと皮を残すそうです。
野生の知恵ですね。賢い賢い。
 
しかし、このエゴサポニン、昔は石鹸の代わりに洗濯などに利用されていたそうです。
新鮮な実は泡立ちがいいとか…一体どんな成分なんでしょう??
いろいろと調べてみましたが、現在芳しい結果が得られていません。
引き続き調べて見ますので、調査結果はしばしお待ちください。
 
ということで、本日はとっても可憐なエゴノキのお話でした。