古代のおにぎり弁当

歴博

今日の都筑区は朝から穏やかに晴れています。
(写真を撮るためせっかく観覧車に乗ったのに、
昨日だけどんよりと曇っていて残念でした…)
横浜地方の日中の気温は13度ほど。
今日は風がないのでそれほど寒く感じません。
 
さて、本日の一枚はセンター北の写真です。
ノースポート・モールに渡る陸橋から、横浜市歴史博物館
撮影してみました。左手の白い建物がノースポート・モール。
現在工事中のため建物があまり見えませが、正面ど真ん中に
見えるのが歴博です。
 
埋蔵文化財センターから面白いリリースが出ましたので、
今日はそちらをご紹介します。
 

国内最大級 古代のおにぎり弁当
〜最先端技術が明かす炭化米塊の中身〜
 
1980年代の港北ニュータウン遺跡群の発掘の際に出土した
大きな炭化米の塊を、発掘調査報告書の作成を機に、専門家に
依頼して科学的分析を行いました。
 
その結果、新たな知見が得られたため展示・公開します。
 
〈出土遺跡について〉
 港北ニュータウンの東端に位置する「北川表の上
 (きたがわおもてのうえ)遺跡」から出土しました。
 当遺跡は横浜市都筑区早渕3丁目に所在する、先土器時代から
 平安時代に至る複合遺跡です。1983年〜1987年に
 発掘調査され、竪穴住居跡が100軒以上確認されるなど、
 大きな成果を挙げた遺跡です。
 
〈炭化米塊について〉
 古墳時代後期(およそ1400年前)の焼失住居跡の
 床面から出土しました。 大きさは長軸14.5センチ、
 短軸13.0センチ、高さ9.2センチ。
 底面および側面には籠状の編物が、底面には樹皮が炭化して
 残っており、米を入れた容器と考えられます。
 
 X線CTスキャンによる画像解析を行ったところ、塊はすべて米
 (おそらく玄米を炊いたもの)で構成されており、おかずやその他の
 雑穀などは見あたりませんでした。
 いくつかのブロック状に分かれているようで、小さな俵型のおむすびが、
 長方形の弁当箱に入れられていたとも想像できます。
 
 同年代の炭化米としては最大級のもので、かつ、長方形の容器に
 入れられた状態の発見例も他に例がありません。
 
〈展示のお知らせ〉
「横浜の遺跡展 再現!弥生集落・古代集落」(12/12〜1/11)で
実物を展示し、X線CTスキャンの解析画像も公開します。(観覧無料)
 
「横浜の遺跡展 再現!弥生集落・古代集落」
http://www.rekihaku.city.yokohama.jp/kikak/detail.php?ak_seq=96
 
■問合せ
埋蔵文化財センター 045−890−1155
横浜市歴史博物館  045−912−7777

 
うわー、1400年前の人もおにぎりを食べていたんですか!
 
住居の焼け跡から発掘されたということは、食べようと思って
準備してたのに火事で食べ損ねてしまったおにぎり?
…なんてことをいろいろ想像すると面白いです。
こんな貴重なものが都筑区から見つかったのもすごいですね。
 
土曜日から横浜市歴史博物館で実物が展示されるということなので
ぜひ足を運んで生で“古代のおにぎり”を見てみてください。
 
 
 

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