北山田消防出張所、本日オープン

今日からオープン

今日の都筑区、朝はとてもいい天気だったのですが
だんだんと雲が出てきてどんよりした空模様となりました。
横浜地方は気温が上がらず肌寒いですね。
夕方にはパラパラっと雨が降りました。
 
さて、本日の一枚は今日15日から供用開始となった
北山田消防出張所で撮影してきた写真です。
横浜市安全管理局長が開所直前の北山田消防出張所へ
視察に訪れ、出動演習が行われました。
 
 
出動演習の様子。

 
 
 
ということでワタクシ、局長の視察に同行させていただき、
一足お先に北山田消防出張所の視察内を見学してきました。
 
まず、出張所に面している道路ですが、中央分離帯撤去への対応として、
都筑警察署および都筑土木事務所と協議し、電動可動式(リモコン)の
分離帯を設置し、反対車線へも出られるようになっています。
 
↑この説明だけだとよく分かりませんよね。
横浜市から事前に送られてきたリリースの内容なんですが、
一体どういう中央分離帯にしたのか見当がつきませんでした。

  
どういうものになったかというと…。
 
 
反対車線から見たところ。 

 
 
出張所側から見たところ。

 
 
ちょっと開けてくれました。

 
 
超スムーズに開きます。

 
 
すごい分離帯ですね!
想像と全然違う仕上がりだったのでビックリしてしまいました。
(オレンジ色のポールが出たり引っ込んだりするのかと思ってた…)
 
 
続いて中に入ってみました。
建物の中から外を見るとこんな感じです。

 
 
部屋の中で北山田消防出張所の模型を発見。

 
 
後ほど、この模型の写真を利用して北山田消防出張所の
特徴をご紹介したいと思います。
 
 
 
続いては訓練室(体育館)です。
それほど広い体育館ではありませんが、天井は高かったです。

 
 
こんな器具も置いてありました。これで体を鍛えてるワケですね。

 
 
 
こちらは当直時の寝室です。

 
 
寝室が左手にズラッと並んでいます。
ちなみに右手にはトイレや浴室がありました。

 
  
他のところは大部屋に布団を敷いてというところが多いそうで、
北山田のような個室の当直寝室は珍しいとのことでした。


 
 
こちらは台所・食堂です。 

 
 
まるで学校の給食室みたいに本格的なキッチンですね。
料理なんかするの〜!?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが
消防署員の方は、みなさん台所で料理を作ります。
 
すごいですね〜と感心していたら、
 
「だって店屋ものを注文しても食事が届く前に出動しちゃうかも知れないでしょ。
届けてもらっても、みんな現場で誰もいなかった…なんてこともあり得るんです。
現場へ出ると、次はいつ食べられるか分からない仕事だから、自炊するのが
一番確実なんですよ」
 
…と教えていただきました。
言われてみてれば確かにそうですね。
 
 
 
 
続きまして、お風呂の湯船です。

 
 
 
画面には写ってませんが、右手にシャワーがいくつか並んでいて
浴室自体はかなり広いスペースとなっていました。
 
が。
 
ゆ、湯船小さっ!(笑)
 
 
 
これにもちゃんと理由がありまして、いつ何時出動となるか分からない
職場なので、ゆったり湯船に浸かるヒマなんてないんだそうです。
現場から帰ってきたら、泥だらけになった体の汚れをシャワーで落として
次の出動にすぐさま備える。…大変な仕事ですね。
 
ちなみに、シャワーには、1台が故障してしまっても大丈夫なように
給湯器を2台使っているんだそうです。
 
 

お次は消防車のアップ。

 
 
昨日勝田消防出張所が閉所しましたが、勝田のみなさんは
仲町台消防出張所に異動し、仲町台が北山田に異動となりました。
人と一緒に消防車も異動してきたそうで、この車は元々仲町台の
消防車だったものです。今日から「北山田」の文字が入りました。
 
 
 
さて、ここからは超個人的な興味から、根掘り葉掘り聞いてきた小ネタです。
 
 
北山田のヒミツ その1

 
この矢印のところ、実際に建物を見ていただきたいんですが
定規のようなものとはしごが並んで壁にくっついているのです。
 
これは何ですか?と聞いたところ、訓練用の設備だと教えていただきました。
デザインの一種かと思いました。(デザインなワケない)
 
ロープ登はん・はしご登はんの訓練をするためのものなんですが、
表通りに面したところに非常に目立つ形で設置されているため、
登りたくなる人も出てくるかもしれません。
(なんたって横には高さを示す定規つき)
 
でも、当然ですが決して登ってはいけません。(笑)
 
出張所の入口両脇には、広角の監視カメラが設置されていて、
常時監視していますので、登ろうとする人はすぐに見つかります。
それより何より、危ないので登っちゃダメですよ。
 
なぜこんな目立つところに設置したかというと、一番高い壁面が
こちら側しかなかったから、だそうです。(15メートルは必要)
 
余談ですが、この登はん訓練用の設備はどこの消防署・出張所にも
設置されているワケではないそうで、これからは、他エリアの
署員の方が北山田に訓練しにやって来ることもありますよ。
訓練の様子を見てみたいものです。 
 
 
 
 
北山田のヒミツ その2

 
 
ちょっと分かりにくいのですが、建物の西側、登はん設備の
すぐ脇&裏にくぼんでいる壁面があります。
 
これは何のスペースかといいますと、現場から帰ってきた後に
濡れたホースを干す場所なんですって。
現場から帰ってくるとすぐにデッキブラシでごしごし洗い、
伸ばして干すんですが、そのためのスペースです。
 
 
 
 
北山田のヒミツ その3

 
 
この矢印の場所には「消毒室」なるものがありました。
消毒室とは、感染症の防止や有毒物質を洗い流すための部屋。
現在北山田には救急隊はいませんが、スペースの取れる施設には
消毒室を整備しているということでした。
 
ちなみに、都筑区内で消毒室があるのは北山田だけ。
 
都筑消防署と川和消防出張所に救急が配置されていますが、
今後は出動を終えて戻る途中に、北山田の消毒室を利用するケースも
あるだろうということでした。
 
 
 
ということで、開所当日のレポいかがでしたでしょうか。
聞いてみて初めて分かったことがたくさんあって、
個人的には大変参考になりました〜!