瑞宝単光章のお祝い

おめでとうございます

今日の都筑区は朝からかなりの大雨…。
一昨日の雨がやみ、昨日は晴れて暖かかったと思ったら
冷たい雨の1日となりました。夕方の降り方はすごかったですね。
 
さて、本日の一枚は新横浜プリンスホテルで開催された
「大矢知道氏 瑞宝単光章受章を祝う会」で撮影してきました。
 
大矢知道さんは都筑区在住の方で、40年余りに渡り消防団活動を通じ
地域の防火防災に尽力した功績が認められ、平成17年秋に
瑞宝単光章」を受章。そして、そのお祝いが本日盛大に開催されました。
 
まずは聞き慣れない「瑞宝単光章」の説明からまいりましょう。
瑞宝章とは「公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた方」が授与されます。
 

内閣府HP「勲章・褒章−称えられる栄誉のしるし」
http://www8.cao.go.jp/intro/kunsho/index.html

 
大矢さんは昭和31年に横浜市川和消防団に入団、平成16年3月の
退団まで長年にわたり消防団として活躍されました。
 

大矢さんの主な表彰歴
 
■昭和56年 神奈川県消防協会会長表彰 功績章
■昭和60年 神奈川県知事表彰 永年勤続20年
■昭和60年 横浜市長表彰 永年勤続20年
■平成3年  日本消防協会会長表彰 精績章
■平成5年  消防庁長官表彰 永年勤続功労章
■平成9年  横浜市消防局長表彰 優良消防団
■平成15年 日本消防協会会長表彰 日本消防協会長特別表彰
■平成17年 瑞宝単光章

 
こんなにたくさん表彰されてるってすごいですね〜。
ところでみなさんは消防団って何をするかご存じでしょうか。
意外と消防団の活動って知ってるようで知らないですよね。
 

横浜市消防局HP 都筑消防団のページ
http://www.city.yokohama.jp/me/ycfb/shouboudan/05_17.html

 
実は土曜日の梅まつり会場で大矢さんとお話しする機会がありまして
消防団は実際どういうことをするのかを詳しく伺いました。
 
大矢さんのお話によると、区内で火災等が発生すると、
消防団にも必ず連絡が入るんだそうです。
都筑には4つの分団、分団の中に班がありまして、第一報の直後に
火災が発生したエリアから一番近くの消防団に連絡が入ります。
連絡を受けた消防団が現場へ急行するワケですが、現場の近くの地元から
駆けつけるので、消防署からの出動より到着が早い場合もあるとのこと。
 
消防署と消防団とが連携して消火したあとですが、消防署は次の
出動要請に備えて署に戻ってしまいます。
火災は夜発生することが比較的多いですが、消防団のみなさんは
現場で消火活動をし、その後朝まで現場で警備をするんですって。
 
消防団のみなさんは本業を他にお持ちの方ばかり。
昼間は本業で、火災が起きればそうやって消火活動を担っているんです。
 
ワタクシ、今まで消防団は、消防署の手が足りないときの
お手伝いをする団体という認識しか持っておらず、
大矢さんに伺ったお話は本当にビックリしどおしの内容でした。
今回教えていただいた話も、まだまだ消防団の一部なんだろうと思います。
 
消防団の活動を長年続けるって想像以上に大変なんですね…と言ったところ
大矢さんは「自分が現場に飛び出して行った後、他の団員への連絡とかは
母ちゃんがやってくれるんだ。だから家族の協力なしにはできないんだよ」
とおっしゃっていました。
 
なので今回の受章は二人三脚での名誉ということなのでしょう。
お祝いのステージ上には大矢さんの奥様、クラ子さんがご一緒されていました。
お二人とも40年間のいろいろなことが思い出されたのではないでしょうか。
 
大矢さん、クラ子さん、この度は本当におめでとうございました。