ところで、新聞やインターネットですでにご存じの方も多いかとは思いますが、
昨日こんなニュースが出ていました。
 

難しい漢字への抵抗感薄れる、PCなどの情報機器普及で、というニュース
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20040729/K0029200707012.html

 
難しい漢字云々…はさておき、誤解しやすい語句の話はある意味衝撃的でした。
なぜって、ワタクシも誤解していたことに初めて気づいたからです(笑)。
檄を飛ばす、姑息、憮然、さわり、雨模様…どれもこれも自分の解釈が間違っていた
ことを初めてしりました。みなさん、どうでしたか?
 
檄を飛ばすって“頑張らんかいっ!”ってニュアンスじゃなかったんですねえ。
“憮然とした表情”はムッとした顔じゃなかったんだ…。
あーカルチャーショック!
 
曲がりなりにも文章や映像でみなさまに情報をお届けしている身。
普段から正しい日本語に対する意識はもっているつもりだったのですが、
そんな自覚がもろくも崩れ去りました。
 
ワタクシ、共同通信社出版の「記者ハンドブック」を持っているんですが、
これに「誤りやすい用事用語・慣用句」という項目があるんですよ。
で、間違えやすい用語は一応この本や国語辞典で確認してはいるんですが…。
知らない言葉、誤解している言葉っていっぱいあるんですね。しみじみ。
 
有名な語句ですが、この本によりますと「汚名挽回」は誤りで、
汚名は挽回するんじゃなくて返上する(汚名返上)、もしくは
「名誉挽回」なんですよね。
(ちなみに、「汚名を晴らす」ではなく「汚名をすすぐ」なんだそうです)
でも、このレベルなら“間違えやすい用語”としての認識がありますので、
気を付けなきゃ、ってなるんですが、さわりも雨模様も間違っているという
認識がないから一層たちが悪いじゃないですか。
 
でもまあ、こういう観点から辞書をじっくり読むのも楽しいかもしれませんね。
(間違い探し!みたいなもんですね)
しかしこのニュース、ワタクシのなかでは久々満へぇのトリビアでした。