ところで、菜の花の話をもう少し。
新栄町にある「せせらぎ公園古民家」は、女性が館長をつとめています。
この館長さん、実は知る人ぞ知る節約達人なのです。
生活術達人が登場する民放のテレビ番組にも出演することもたびたび。
まあ、そんなことはどーでもいいんですが。
 
先日、古民家を取材したときのこと。
年が明けた直後、七草粥のイベントを撮影しに出かけたのですが、
せっかくだから食べていってね、と言われ、七草粥と煮物などを
いただきました。その中に、菜の花のおひたしがあったのです。
 
スタッフ「は〜、菜の花ですか。春先取りって感じですね」
館長「でしょー。これね、すぐそこで取れたやつなのよ」
スタッフ「へっ!?そこって…?」
館長「ほら、古民家の目の前の池の中州に生えてるでしょ」
 
確かに…。
 
スタッフ「あれは自生しているんですか」
館長「ううん、こうやって食べたいな〜と思って植えたのよ」
スタッフ「えっ!あの中州、岸とつながってませんが…」
館長「そうそう、季節になると橋渡して取りにいくのよ〜あははは!」
 
恐るべし!食べたいから植えた!しかも橋かけてまで取りに行く!
…さすがです。
 
菜の花も自給自足ですが、古民家の七草粥もぜーんぶ自給自足なんです。
大根とカブは畑で育て、それ以外の野草は近所から抜いてくるんですって。
(館長さん、まさしく抜いてくるとおっしゃってました。豪快です)
 
でも炭火で作るお粥、すんごい美味しいんですよ。いたく感激。
毎年「七草粥は古民家で」と必ず食べに訪れるファンも多いそうです。
 
せせらぎ公園古民家
http://www.city.yokohama.jp/me/green/ygf/seseragi.html