加賀原遺跡

加賀原遺跡

今日の都筑区は一日中どんよりとしたお天気でした。
日差しがないため気温はそれほど高くなく、
横浜地方の最高気温は18.9度止まり。
しかし湿度が高くて空気がベタっとしていましたね。
 
さて、本日の一枚は加賀原にある大きな公園、
月出松公園で撮影しました。
これまでにも何度かご紹介していますが、出松公園は
見晴らしがとてもよくて、快晴の日は富士山が見える場所。
 
09056-1
 
 
しかし、見晴らしがいいだけじゃなく、実はとても
歴史ある場所だってご存じでしょうか?
 
ということで、今日は写真中央の看板の内容を
ご紹介してみたいと思います。
 
 
こちらが看板の内容。
 
09056-2
 
 
読めないですよね(笑)
 
 
 
なので、文字に起こしてみました。
 

加賀原遺跡
 
月出松公園とその一体の台地上は加賀原遺跡とよばれ、
昭和45年の予備調査を経て、昭和52年4月〜8月に
港北ニュータウン発掘調査団によって南端部(約1,600平方メートル)を
対象として発掘調査が行われました。
 
発掘調査によって、縄文時代早期の落とし穴7基、中期の竪穴住居跡17軒・
土壙(貯蔵穴)9基・焼土跡1基・柱穴群1ヶ所などの遺構のほかに
多量の縄文土器や石斧・石鏃などの石器が発見され、縄文時代中期
(約4,500年前)の集落跡を中心とした遺跡であることが明らかとなりました。
 
特に、遺跡中央から予備調査で発見された小貝層を伴う平面が
小判型をした長径10.5メートル・短径5.3メートルの大形の住居跡は
類例が少なく、特異な住居として注目を集めました。
遺跡の広さは約21,000平方メートルと推測されていますが、
公園用地となっている範囲は、発掘されずに現況で保存されています。
 
平成19年3月 横浜市教育委員会
都筑区加賀原1−4 月出松公園内)

 
都筑区には、大塚・歳勝土遺跡公園や茅ヶ崎城址公園など
歴史ある公園がありますが、月出松公園は下にそのまま
遺跡が埋まっているんだそうです。何だか不思議ですよね〜。
 
ということで、今日は加賀原遺跡についてご紹介してみました。