横浜市定文化財

東山田スポーツ会館まつり

今日の都筑区は朝から雨が降り、
雲が多くどんよりした一日です。

さて、本日の一枚は「東山田スポーツ会館まつり」です。
今年で2回目のイベント。近隣の中学生がボランティアで参加し、
模擬店やゲームコーナーの手伝いをしていました。
雨にも負けず、寒さにも負けず、
元気に楽しく手伝う中学生の姿が印象的でした。
中学生のみなさん!お疲れ様です。
 
ところで、先日横浜市教育委員会事務局 文化財課から
横浜市文化財についてのリリースが来ました。
 
磯子区・真照寺の「木造毘沙門天立像」などが
平成20年度横浜市文化財の指定を受けたそうです。
指定を受けたのは以下の3件。
 

〈木造毘沙門天立像〉
 像高150.5cm。中世の横浜を代表する武士団である
 平子(たいらこ)氏本家 の菩提寺真照寺に伝来した古像。
 江戸時代の記録には、平安時代末期に真照寺を再興した
 平子有長の肖像として記されている。一木造りの技法に
 平安時代前期風を残すものの、胸が薄く、ゆるやかな体型から、
 平安時代後期、12世紀前半頃の製作と考えられる。
 作風はやや地方的であり、後世に造り変えられた部分も少なくないが、
 等身に近い大きさをもち、平安時代末期の真照寺再興以前に
 さかのぼる古像として、貴重な遺品である。
 
〈鶴見神社境内貝塚
 この貝塚は、横浜市東部を流れ東京湾に注ぐ鶴見川の河口近くの
 沖積低地に位置する。平成20年2月の調査等で、東西5〜6m、
 南北約10mの範囲に、厚さ70〜80cmの貝層が良好な状態で
 保存されているのが確認された。
 周辺からは、貝塚と関連すると思われる古墳時代前期の集落跡の
 存在も想定されている。一般に貝塚縄文時代のものが多いが、
 この時期のものが良好に保存されている例は少なく、貴重な遺跡である。
 
金沢八景御伊勢山・権現山の樹叢〉
 平成19年度に指定された部分の北側で、横浜市立大学
 南側に接した地域。多様なコナラ林と斜面のケヤキ林、
 ミズキ林、ムクノキ林などがある。昨年の指定地同様、
 宅地化された地域に、まとまった面積で残された緑地として、
 きわめて貴重である。
   ※平成19年11月1日に既に指定されている区域(南側)に、
     北側を追加して指定します。
 
木造毘沙門天立像画像など、詳細はこちら
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200811/images/php2kvfgv.pdf

 
今回の指定によって、指定文化財は141件となりました。
これらの指定文化財はこれらの指定文化財は、12月13日(土)から
1月18日(日)まで、横浜市歴史博物館で開催される
「平成20年度 横浜市指定・登録文化財展」(入場無料)で
一般公開予定だそうです。
 
展示が始まったら歴博へ足を運んでみてはいかがでしょうか。