今日はこのはしご乗りについての話をいたします。
出初式の撮影に行った2人と社内にいた1人、この3人の会話を
そのままご紹介しましょう。
 
A:はしご乗りってクワみたいなヤツで支えてたけど、竹を組んでるヒモとか
  竹自体があの刃物で切れたりしないのかな。
B:そもそもクワじゃないよ、あれ。
A:じゃあカマ?(んなワケない)
B:違う違う、あれは火事の時に家を壊すために昔使った道具でしょ。
C:え?火事の時は火を消すんでしょ。壊しちゃダメじゃん。
B:だって昔はホースとかがないから、火事が起こったら家壊したらしいよ。
A:そうだよ、昔は水汲むのも大変だったじゃん。だって井戸だったしね。
  (しきりにポンプ押すジェスチャー披露)
C:じゃあクワらしきものが何か調べてみよう。
 
〜〜しばし調査〜〜
 
B:クワの名前載ってるHPあったあった、これ「鳶口」っていうんだよ。
C:あ、高い所にいる人が使うんじゃないんだ(はしご乗りをナマで見たことない人間)
A:そーだよ!はしご支えてる人が使うんだよ。手ではしご持ってるんじゃなくて、
  このクワ(じゃなくて鳶口ね)で支えてるの。ほらこのHPにも写真載ってるよ。
C:へ〜。こっちのHPによると、はしご乗りの由来って面白いね。
  とび職の人の準備運動だったのか。しかもはしご乗りを披露する都市は非常に少ないんだってさ。
B:で、鳶口を火消しに使うって件はどうなった?
C:おお、HP発見。ホントだ、家を壊すって書いてある!!
B:でしょ〜!?
C:あら?壊すのは出火元じゃなくて周りの家みたいだよ。
B:ん?(ん?じゃないよ)
C:えー、ご近所さんが火事になったら自分の家を壊されちゃうのか〜。
  それってかなりイヤかも。
A:でも今でも火事が起こると周りの家びちょびちょに濡らすでしょ?(そーなの?)
B:江戸時代のこの消火方法は破壊消防っていうんだって。
C:壊す時に使ったのが鳶口か。えっ!消防署を表す地図記号は破壊器具のひとつ
  「さすまた」から来てるんだって。知らなかったよ〜。
B:宇佐市消防団HPの消防雑学ってとこには纏とかユニフォームに関することも載ってるよ。
A:ホントだ、おもしろいね。半纏で階級が分かるんだね。
C:お気楽者でいこう!「鳶いろいろ」っていうページも、読み物的で面白い!
  纏の役目って重要だったんだ。
B:東京消防庁の消防雑学事典も面白いね。特に文章が(笑)
  こういう硬めのHPにも係わらず、ウィットに富んでおります。
  中でNO.65・67・69は面白かった。
C:いや〜、「出初式のクワみたいなヤツ」ってところから始まって、
  新しいことをたくさん知れてよかったね〜。新年早々縁起良し。
  よかった?こんな締めで。
 
新しい知識を得ることは楽しいですね。ホントに(笑)
というお話でした。